IメッセージとYOUメッセージ


最近よく聞くあなたメッセージと私メッセージ

子どもをほめたい時、子どもにやめてほしいことがある時、私メッセージを使うといいよということ。主語を私にすることで柔らかい印象になり、相手に伝わりやすくなるんです。

万能なコミュニケーションのやり方に思われがちな私メッセージ。でも伝え方を間違えると独りよがりな自己主張になってしまうことも

どんなことに気をつけて行けばより伝えやすい私メッセージになるのかお伝えします。

私メッセージとは

YOUメッセージはあなたメッセージともいって
『あなたは』が主語になる伝え方

I メッセージは、私メッセージともいって
『私は』が主語になる伝え方
私はあなたのこういう行動に困っている。
私はあなたがこうしてくれたことで助かった。
という伝え方。
私メッセージは自分の気持ちを伝えるので、柔らかく響き相手に伝わり安くなります。

自分を主語にすると伝え方です。

日本語は主語を省略できる言語なので一見すると主語が分からない時があるんですよね。

逆にあなたメッセージは、あなたを主語にする伝え方

例えば

『あなた嬉しい』

『私は悲しい』

『私は〇〇ちゃんを起こす』

私メッセージはあくまで自分の行動や自分の感情を表しているので、相手は受け止めやすい。

あなたメッセージは、あなたが主語の言葉

『あなたがこぼした』

『あなたは前も〇〇した』

『あなたはいつも〇〇する』

なんだか責められているような気がしますね。

あなたメッセージを私メッセージに言い換える

これを私メッセージに置き換えてみると

『私は、あなたが〇〇すると、仕事に集中できなくて困る』

こんな風にいうと、子どもの人格を否定することなく、子どもの行動の困るところだけを伝えることができます。

『あなたは〇〇できてすごい』

というあなたメッセージだと、子どもははじめのうちはモチベーションこそ上がりますが、次第に褒められなければやらないということになってしまう可能性も。

『私は、あなたが〇〇してくれて助かった』

これなら、『助かった』というお母さんの言葉に喜びを感じて、ほめられたいではなく、誰かの役に立ちたいという気持ちも育ちますね。

私は高校生の頃
母からのYOUメッセージで苦い思い出があります。
悪いのは私だったのですが
その時、母から言われた言葉は
『(あなたは)信用できない』
悪いことをした内容ではなく
人格を否定された気持ちになり
大人になっても心にささっていました。
母も、私の行動に腹が立ち思わず言っただけの言葉だったと思います。

それでも相手を気付けてしまうパワーがあるんですね。

私メッセージってすごい!

伝え方を間違えると怖い私はメッセージ(否定の私はメッセージ)

私メッセージを伝えることで、子どもとのコミュニケーションが円滑に行きます。

でも

実は、私メッセージも伝え方を間違えると怖い。

実は私は『私メッセージ』を使うのも苦手でした。

Iメッセージでも子どもの心を傷つけてしまうことがあるんです。

それは否定の私メッセージ

『私はあなた騒ぐと、仕事に集中できなくて困る』
そっか、お母さん今困るんだね。と伝わりやすいことばです。

でも、否定的な私メッセージを言いすぎると
正しいからこそ、子どもは逃げ道がなくなり追い込まれてしまう。

お母さんは自分のことばっかり言う

子どもをかえって傷つけてしまうことも。

だから、私は否定の私メッセージのことを諸刃の剣だと思っています。

肯定の私メッセージ

私メッセージは
肯定の私メッセージにしたいなと思います。

肯定の私メッセージなら
どれほど言われても
ママは自分のことばかり言うなんてことないですよね。

『私はあなたが大好き』

『私はあなたが大切』

『私はあなたがいてくれることが嬉しい』

ほらね
特にこんな相手の存在を承認をする私メッセージは、どんなに伝えても
大丈夫。

どんどん伝えてほしい。私も伝えられたいことばです。

共感する時はあなたメッセージで

そして、YOUメッセージも大切だと思ってます。

それは相手の気持ちに共感したい時
私メッセージを使うと
相手に同調してしまう危険性もあると思います。

『私はあなたが怒るの当然だと思う』これは同調。

『あなたは怒っているんですね』
だと共感になる。

共感する、承認する時は
あなたを主語にして、受け止めてあげることが大切ですね。

なかなか難しいですが。
誰かの悪口を言っている人の言葉を
否定することなく、自分の意見とすることなくコミュニケーションできますね。

リフレーミングという悪いことを良いことに置き換える練習、言い換えの練習を続けると
否定語の数も減って肯定語が増えていきます。

まとめ

子どもが怒って反抗的な時は
『あなたはいま腹が立ってるのね』と、あなたメッセージで共感、承認。

子どもに何かしてほしい、あるいはやめてほしい時は
『私はあなたが〇〇してくれると嬉しい』

子どもを褒めたい時
『私はあなたが〇〇してる姿が好き』
などなど
肯定の私メッセージで心を伝えて。

いろんな言い方があると思います。
それぞれの家での円滑なコミュニケーション
見つけてみてくださいね。

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